NPO法人ペットの健康を考える会

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犬のかまい過ぎは睡眠不足に!?そしてその結果は・・・・・

犬のかまい過ぎは睡眠不足に!?
そしてその結果は・・・・・

前の原稿では犬や猫、そしてフェレット達は夜行性であると説明しました。
 又、1日24時間の生活リズムについても書き出し、夜行性動物の身体機能については8時間ずつの三段階に分けてみました。
 その原稿についての裏付けとなる事を10数人の飼い主さんに尋ねましたところ、皆さんが「そう言えば犬は夜になると元気になり、ドッグフードもよく食べている。」という御返事を頂きました。
 おそらく猫もそうであるし、フェレットも間違いなくそうでしょう。
 では夜にペットフードを食べた犬達は日中どうしているのが自然体なのか、それは前稿に照らし合わせて頂ければ理解できますが、朝4時~昼の12時位迄は夜中に食べたものが体の中で吸収されているのですから、静に休んでいる(ある者はウトウトと、ある者はデレデレと)、つまりあまり自分の意志では激しい行動は示さないはずです。
 現実には飼い主さん達とのコミュニケーションで忙しく動き回っているし、ついつい身体の機能に反してペットフードやスナック類を余分に食べさせられているもの達が多いようです。
 ところが夜行性の生きもの達は夜に体温が上昇する以外にも、血液中の二つのホルモン物質に変化が生じているのです。
 その一つは夜になる少し前から血液中の分泌が高まってきて、朝方には少なくなり、もう一つは朝方に血液中の分泌が高まってきてこれが睡眠作用のあるものです。
 但し、この血液中の二つの分泌物は実際に私が血液を調べたわけではなく、あく迄も独断による推論でありますが、正論であると確信はしております。
 つまり朝方から睡眠作用の物質が血液中に多く分泌され、夜には少なくなるという事を事実とすれば犬達は、朝~午後は寝たり起きたりとダラダラとしているスタイルが本来の姿なのです。
 それが肉体的、精神的な健康に役立っているはずです。
 又、成長期にある犬達(猫)にとっては寝る事によって成長ホルモンが分泌されて正常な成長をとげる事が出来るのです。 
 ここ迄の説明で御理解して頂きたいのは、ほとんどの犬達(猫は自分の意志で行動している)は飼い主さんの都合によって寝不足ではないかという事です。
 最近犬達の問題行動が取り上げられるようになり、時々私への相談も出て来ました。
 しかしこの問題行動に関しては日本においては歴史の浅さからか、中々に適格な解答が得られないのが現実です。
 最近は問題行動の科学的理論の先進国である欧米に見習って、獣医学教育以外での心理学、行動科学の教育分野があるようで、期待は大です。
 しかし問題行動の予防的な手段としては、その責任はブリーダー、ペットショップ、飼い主さんとそれぞれの立場の人達にあると考えるべきです。
 特に、生後60日以前に親元から離されてしまった仔犬達に顕著である事を考えるべきでしょう。=早い時期に親兄弟から離す、そして一日中仔犬をかまい過ぎる事で、それが飼い主さんへの依存心の強い犬にしてしまいます。
(分離不安=一人になれない)、自己刺激行動(自分の毛をかんでむしる)
 もう一つ強く次に説明する事を重く考えてみて下さい。
 「人間=幼児の問題
 寝起きの時間がバラバラで、睡眠リズムが乱れた幼児ほど問題行動を起こしやすく、脳の発育に悪影響を与えている可能性がある!とある大学の調査で判明したそうです。 
 睡眠リズムが乱れていると思われたのは50人、その内38人(76%)は保育者が「ボーッとして無気力」「自己主張が強く、通らないとパニック」「理由にない攻撃性を示す」・・・・・と「気になる子」に挙げていた。
 一方睡眠リズムが正常な幼児達では、11%~12%が「気になる子」と少なかった。
 これらの研究は「脳化学と教育」のプログラムの一環で、「脳の正しい発達には、睡眠と覚醒のリズム確立が欠かせない。リズムの乱れが情緒や社会性の発達、認識機能に障害を与えている。」と指摘されていました。」
この項 「杏林予防医学ニュース」より
 何か犬達にも当てはまるものがあるのではないでしょうか。
 それらを考えて、犬達をもっと本来の生活リズムに戻れるようにしてやっては如何でしょうか。 
 それで案外問題行動は無くなったりして・・・・・。

H16.6.2. (有)パピヨン 加藤


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  1. 2008/08/24(日) 08:54:49|
  2. 栄養学
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犬はなぜ発情が年に2回になったのか

犬はなぜ発情が年に2回になったのか

私の店の前は国道で、それなりの広い道幅になっております。
 やはり国道だけあって車の往来はかなり激しく、日中は勿論のこと、夜中でもその車音は消える事はありません。
 月にきまって数回は人身事故や車同士の衝突があり、なんともはや賑やかなことこの上もありません。
 その国道に沿って等間隔で街路樹が植えてあり、その木を真ん中にして長方形の植え込みがあります。
 背高の低い木々には春先には紅い小さな花が咲き出し、幾らかは道を通る人々の目を楽しませてくれてはいるのでしょう。
 7月に時期は、花がすっかり姿を消してしまったそれらの木よりも元気なのは雑草です。 
 時々は国土交通省の人達が雑草を始末して回っておりますが、数日も過ぎるともう以前よりも更に多く青々と生い茂って、尚一層と背高が伸びております。
 私はその場所の2箇所に一年程前からスズメの為にエサを一日数回まいております。
 スズメの為にと思っておりましたが、時々はキジバトもカップルで食べに来ております。
 最近は四羽になったところを見かけましたので、おそらく親子連れだろうと思います。
 スズメはと興味を持って眺めておりますと、実にその数は38羽迄に至っております。
 約一年をかけて毎日、雨の日も、風の日も、寒い日も、暑い日も、決って8時30分頃からエサをまいてきておりますので、当初は10数羽だったのが・・・・・。
 半年を過ぎた頃からスズメは私の様子をうかがうようになってきておりました。
 それは私がエサをまく前に二階の事務所へ行く階段を上ろうとすると、必ず3羽が私の頭上を、ある者はそのまま羽ばたいていたり、ある者は電線に止まってジッーと私を見つめております。
 私は事務所の入口の鍵穴に鍵を差込、カチッとひねる時、そのスズメ達を見返りますと、3羽共首を伸ばして私を観察しているのです。
 事務所に入り窓から外を眺めますと、偵察体の3羽は仲間達の所へ戻っております。
 おそらく「オーイ、みんな~、今事務所に入ったから後30分程でエサを持って来るぞー!」と言っているのでしょうね。
 その証拠には、私が事務所で飼っている小鳥達の世話を終えて新聞紙にエサを包んで外へ出て、事務所の屋根や店の看板を見上げますと、「まあ~なんと!」見事といえるほどスズメがズラーッと横に一列にならんでいるのです。
 この光景を事情を知らない人が見たならば、何か異様な気持ちをいだくに違いありません。
 私は心の中で「スズメ共 待たせたな~」と言いながら、街路樹の根本の二箇所にエサをばら撒いてやります。
 しかし直ぐにはスズメ達は飛び降りて来ません。
 私との距離が約6m程になるといっせいに飛び降りて来て、いっせいにエサをついばんでおります。
 まるでそれは数十羽の雀ではなく、何か得体の知れないひとつのかたまりが地面の上で大きくうねっているようにも見受けられます。
 しかし楽しいはずの彼らの食事の時間はせいぜい20秒が良いところです、つまり、赤信号によってその直ぐ傍に、オートバイが止まる時、歩道を自転車が通る時などは、小さな爆発が起きたと表現出来るほどにいっせいに八方に飛び立つからです。
 その小さな爆発には大抵の人が驚きの顔をされて通り過ぎて行きます。
 どうもそのエサ場に寄って来るスズメ達のフライトディスタンス(一定の安定した間隔)は6m位のようです。
 (ちなみに、花博公園のスズメ達はエサをまいている人の足元迄も寄って行きます。)
 犬とは関係のないスズメの話が長くなりましたが、ここで私が申し上げたいのは、街中に住むスズメ達でもやはり食べ物に恵まれた時は、孵化したヒナ鳥の生存率はかなり高くなるのではないかという事です。
 本来もっと詳しく観察が出来るならば、産卵回数が増えるのかどうかも知りたいところです。(私はスズメ達に害虫も食べさせる意味でエサの量は加減しております。)
 
 さて本来の犬に戻ります。
 犬達の祖先はオオカミであるという事実は誰もが御存知です。
 しかしオオカミを祖先とした犬達が、いつの頃から繁殖期が年に二回になったのでしょうか。
 そうです、オオカミ達の繁殖期は年に一回なのです。
 この違いは一体何なのだろうと疑問を持ちますが、動物の歴史についてはそのような学者の方々にお任せするしか方法はありません。
 只、犬と人が出会い始めたのは3万年前位だそうで、やがて完全に人が犬を管理するようになったのは1万5千年位の時が経っているそうですから、その頃から犬は食生活において野生時代よりも恵まれた状況になったのでしょう。
 食生活に恵まれたという事は、犬のサイズもかつてのオオカミよりも大きくなれたということになります。 
 ずっと後年になってからは、様々な目的の為に色々なサイズの犬達が作られるようになりましたが。
 サイズが大きくなって、やがては繁殖期が年に二回になるようになりましたが、これは野生時代と違って、人間の手によって早い時期に親離れさせた事が二回の回数になったのではないでしょうか。
 これについては、前に発行しました「産科学」をお読み頂ければ御理解が得られると思います。
 現在では特に、商業主義的な目的で繁殖がなされている為に、不自然な早期の親離れをされております。
 そうしますと次の発情期が約一ヶ月早く来るのです。 
 つまりこれを繰り返していると不健康な出産をみる事になりますが、年に三回の発情をみるかも!と申し上げてもジョークではなくなるかも知れません。
 犬という生きものは、己の種を次の世代につないでいくという絶対的な使命がありますので、食生活や環境に恵まれた時、常識を超越してしまう変化が生じる事は考えられます。
 その変化の第一は、肥満体という異常体型の犬達の出現です。
 第二に、アレルギー性皮膚炎などという一寸昔には無かった病気の出現、第三に、内臓疾患にかかっている犬達の多さです。
 第四に、関節炎や股関節形成不全になっている犬達の多さ、それ以外色々と取り上げますとキリが無いほどになってしまいます。
 そして何よりも第一回の発情期が早くなってきている事で、これはおそらく本来の自然的なホルモンのせいではなく、人工的な成長ホルモンを間接的に摂っている影響が強く懸念されます。(ドッグフードのタンパク質の原料によっては・・・・・)
 世の中にはドッグフードを全面的に否定されて、自家製の食事を与えている飼い主さんもおられます。
 この手段は極一部のドッグフードを除いた、大多数のドッグフードの、評価出来ない物を与えないという自衛の為には良い事と思います。
 しかし、自家製のフードを作り与えられる時は以下の点を考慮されますように。
 以下の数値はペットの参考書に記載されているものの紹介となります。
l 体重1kg当たりの必要量の比(人間を一として)
犬は
タンパク 4                鉄 8
ビタミンA 2.3              カルシウム 24
ビタミン B1 1.3            リン 20
ビタミン B2 2.4            カリウム 8
ニコチン酸 0.9             マグネシウム 2
ビタミン 7                 ヨウ素 8
 この数値はあく迄も基準であって、一頭一頭の条件が違っている事を確認しておいて下さい。
 又、これ以外のビタミン、ミネラルも必須のものがあり、それにつきましては、国際ナチュラルペットケアー協会(米国)より資料を受けて、後日紹介するという事にします。
 注:ビタミン類はミネラルの助けなしには吸収される事も、その機能を果たす事も出来ません。
   ドッグフードを選択する場合は素材の表示を良く御覧になって、不適切な素材使用や添加物(表示はされていませんが・・・・・)を使用していないものにされる事です。
   特にメス犬を飼って繁殖を考えている方は御注意して下さい。
   少なくとも催奇形成がみられるようなドッグフードは厳禁です。

 NPO法人ペットの健康を考える会 加藤
  1. 2008/08/24(日) 08:51:33|
  2. 栄養学
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